海洋ミネラルMCMについて

海洋ミネラル結晶を、健康補助食品として開発

精製塩、化学農法、加工食品、外食産業などの普及により、私たちの食生活は知らず知らずのうちにミネラル不足に陥っています。
人間の体にとってミネラルは不可欠な栄養素ですが、体内で生成することができないため、ミネラル不足は現代のさまざまな疾患の原因にもなっています。

微量元素とも呼ばれるミネラルの必要量はさほど多くはありませんが、約100種類もある元素をバランスよく摂取することが大切です。

海洋化学が開発した海洋ミネラル結晶は、約60種類の天然由来のミネラルが人間の体液(血液)とほぼ同じ組成率という理想的なバランスで含まれているため、体液に溶け浸透力が優れています。
そのため細胞に届きやすく、細胞の活性化により免疫バランスを整える効果に期待が持てます。

海洋化学は、海洋ミネラル結晶製品のオリジナルブランド「MCM」の研究開発及び普及活動を行うことで、より健康で安全な暮らしに貢献したいと考えています。

MCMは人間の体液(血液)とほぼ同じミネラルバランス
不足しがちな微量ミネラルまで、60種類以上がしっかり配合されています

海洋ミネラル結晶MCM(マリーナ・クリスタル・ミネラルズ)は、健康食品として一般のご家庭だけでなく、幅広い場面で活用されています。その最大の理由は、60種類以上のミネラルが含まれていることと、そのミネラルバランスにあります。
ミネラルの理想的な摂取バランスと言われる「カルシウム4:マグネシウム2:ナトリウム1.5:カリウム1」を維持しつつ、不足しがちな微量ミネラルまでバランス良く配合したミネラルサプリメントなのです。

また、MCMのミネラル成分の組成割合は、人間の体液(血液や羊水)とほぼ同じになっています。キレート化・イオン化により体内への吸収率を高められているので、容易に血液へと取り込まれ、全身へ運ばれます。そして、不足していたミネラルは体内に吸収され、不要なミネラルは体内に蓄積されることなくスムーズに体外へと排出されるのです。
このように、摂取過剰の心配なく60種類以上のミネラルをバランスよく摂取できるという健康食品は、世界的に見ても非常に少ないのです。

厚生労働省が定める必須ミネラルとして定められているのは16種類ですが、太古の海水に含まれていたミネラルの種類はそれよりはるかに多いことが分かっています。114種類の金属元素の総称がミネラルですが、微量ミネラルを含むそのほとんどがなんらかの重要な役割を果たしていると考えられています。そして、この微量ミネラルが不足していることが非常に大きな問題になっていることが近年の研究により明らかになってきました。
MCMは、この微量ミネラルを含む60種類以上のミネラルを、バランスよくしっかり摂取することができる栄養補助食品です。

イオン化&キレート化で抜群の吸収性を実現

海洋ミネラル結晶MCM(マリーナ・クリスタル・ミネラルズ)は、その優れたミネラルバランスを維持したまま、体に吸収され易い工夫もされています。

ミネラルは無機物なので、そのままでは体内に吸収されません。そこで、有機物でコーティングする「キレート化」という処理を行う必要があります。
工業的にミネラルを精製する場合、このキレート化を別工程で行う必要があるのですが、MCMは海水由来の100%天然素材の食品です。海水に含まれるピコ植物プランクトンが無機物をコーティングした状態で結晶化されているため、MCMに含まれるミネラルは有機物なのです。いわば、天然キレート化加工された状態と言えます。
そのため、体内に吸収され易く、血液によってミネラルは必要な箇所にしっかりと運ばれるのです。

また、MCMは、さらに吸収性を高めるため、イオン化も行っています。
イオン化とは、物質が最小まで細分化し、水分子と結びついている状態を言います。人体に必要な栄養素は細胞膜のイオンチャンネル(栄養成分を摂り入れる通路)を通して体内に取り込まれます。イオン化された物質しかイオンチャンネルを通過できず、それ以外の物質は体外に排出されてしまいます。

MCMのミネラル成分は、体内に吸収され易く、不要なミネラルは体外にきっちり排出されます。副作用もありませんので、お子さまからご高齢の方まで、どなたにもお召し上がりいただける健康食品です。

イオン化&キレート加前のものとMCMの溶解度を動画で比較
200mlの水にMCMを1g入れ、20秒かき混ぜます。
イオン化&キレート加前のものと比較すると明らかに溶解性の違いが現れ水は透明になり、体内への吸収力の違いがわかります。

発見から開発まで

「ミネラルの解明と可能性の追求」
その強い想いが創り上げた「海洋ミネラル結晶MCM」

【理学博士 小椋 武】

MCMの開発者である小椋武博士(理学博士)は、1950年頃から、ミネラルの可能性に注目をしていました。

小椋博士がミネラルに注目するようになったきっかけは、ある漢方の研究でした。一体何の成分が体にどのような影響を与えているのか、ということを解明するため、ありとあらゆる素材の成分を分析していたのです。その結果、使用している素材に含まれる成分のほぼ全てがミネラルであることが判明したのです。

小椋博士は、これらの研究過程で、「ミネラルの働きの解明とその可能性の追求は研究者としての使命」と捉え、ますますミネラル研究に没頭していったのです。

5億年前の太古の海水結晶「南極石」との運命的な出会い(1963年)
タロウとジロウで有名な南極越冬隊には、小椋博士が所属していた東京大学医科学研究所荒川研究室の荒川教授と親交のあった鳥居鉄也理学博士が参加されていました。
鳥居博士は、第4次隊長として越冬隊に参加していた時、南極大陸のドンファン池で、新鉱物として後に登録された「南極石(アンタークチサイト)」を発見されました。南極石とは、それまで少なかった生物が突如として1万種以上に増えたと言われる5億数千年前のカンブリア紀の海洋水の結晶のことです。
鳥居博士は、その南極石を荒川清二教授のもとに届けられたのです。
南極石を見た小椋博士は、「生物を生み出した海洋の結晶であれば、そこに含まれるミネラル成分が何らかの変化を発揮するのではないか?」、と考え、ある実験を試みたのです。
驚くべき結果に、ミネラルの可能性を確信!
小椋博士が予測したとおり、南極石は劇的な実験結果を生み出しました。
南極石に含まれている何らかの成分が、私たちの健康に大きく影響するということがはっきりと示されたのです。
小椋博士は、この成分がミネラルであると確信し、さらなるミネラル研究に没頭していきます。
さらに分析を重ねた結果、南極石のミネラル構成は人間の血液に似ているだけでなく、羊水に近似していることがわかりました。
しかし同時に、南極石に含まれるミネラルはカルシウムが主体であって、予想していた微量ミネラルが少ないこともわかりました。そこで小椋博士は、今度は理想的なミネラルバランスの探求に向け、さらなる研究開発が始まったのです。
理想的な海水を求めて世界中を探索(1970年~1980年)
小椋博士は、南極石の実験結果から、ミネラルが私たちの健康に大きく関与していることを確信しました。 そして、南極石に不足していた微量元素を含む、はるかに優れたミネラルバランスの海洋ミネラル結晶の研究開発に照準を定めたのです。
その第一歩は、原材料となる良質な海洋水を探すことでした。日本各地はもとより、海外でも調査を行いました。四季がある場所では、それぞれの季節の海水の変化も分析し、妥協せずに海水の調査を行ったのです。 その結果、茨城県ひたちなか市沖合の海水がもっともふさわしいと決定しました。
ひたちなか沖には、地球内部のマントルが上昇してマグマが噴出した白亜紀(約1億4千年~6千5百万年前)の岩礁があり、地球に存在するすべての金属元素(ミネラル成分)が豊富であったからです。 また、その海域は親潮と黒潮がぶつかる潮目であり、2~20μmの大きさで光合成を行うピコ植物プランクトンがとても多く、そのエサとなるバクテリアで作られた栄養塩は、多種類のミネラルを含んでいて、海洋ミネラルの結晶化に役立つと考えたからです。
海洋ミネラル結晶化への挑戦(1985年~1994年)
ミネラルを豊富に含んだ理想的な海水を選定した小椋博士は、いよいよ海水の結晶化に取り組みます。
人体に悪影響を及ぼす重金属類は深層部分に沈殿するため、深層水ではなく30m~200mの幅で採水する計画を立てました。
その深度にピコ植物プランクトンが多く生息することも確認できたため、ようやく採水がスタートしたのです。
小椋博士は、「口から摂取して消化管を通すものであるから、絶対に副作用がでないものを創ること」を大方針として、開発に臨みました。 開発工程においては製造作業と実験を繰り返し行い、様々な点に配慮を加えていきました。
● 体液に近いミネラルバランスで、水に溶けやすい結晶体であること
● 一定のpH数値が常時確保できること
● 体内に吸収された時を考慮したミネラルバランスの確保
農林省筑波研究所、財団法人日本極地研究振興会をはじめ様々な研究所の協力を得ながら、海水からミネラルの微量元素成分の解明に着手し、1994年5月、ようやく不純物と毒物及び塩分を除外したミネラル成分の抽出に成功しました。
こうして、ついに海洋ミネラル結晶MCMが完成したのです。
国内外の各研究機関とも連携し、様々な試験を実施(1994年~1995年)
海洋ミネラル結晶MCMの開発に成功した小椋博士は、積み重ねた実験と研究結果を論文として発表していきました。
論文の国内外での反響はすさまじく、海洋ミネラルの働きについて、国内外の様々な研究機関での実験が行われました。
そして、UCLA ドリュー大学とも海水ミネラルの共同研究を開始します
世界的に情報を発信(1996年)
海洋ミネラルに関する論文の反響は、あっという間に世界へと広がり、1996年、フランスのニースで開催された世界的に権威ある学会に小椋博士とUCLAの研究チームが招かれます。 そして、そこでの基調講演が実現したのです。
これを皮切りに、ミネラルが人の健康に深く関与することが認識され、ミネラル研究が世界規模で大きく発展して行ったのです。
酵素や腸内フローラにもミネラルの関与が判明(2014年)
微量元素であるミネラルの分析技術が近年格段に進歩したため、ミネラルの体内での働きやメカニズムがどんどん解明されてきています。
人の生命活動は、3000種類とも言われる酵素の働きによるものとされてきましたが、その酵素にとっても、またミネラルが不可欠だということも判明しました。
また、最近では腸内フローラ(腸内細菌)が体内機能を操作している、ということも分かってきており、大変注目されています。
しかし、酵素同様、この腸内フローラにも、ミネラルが必要だということもわかっています。
ミネラルは、私たちの健康にとってまだまだ可能性を残した非常に重要な基剤なのです。

特許取得&100%天然由来の安心安全な健康補助食品

海洋ミネラル結晶(MCM)は、海水から抽出した100%天然由来の安心安全な健康補助食品です。

その製造過程においても特許を取得しており、人の体液(血液)とほぼ同じ組成分のミネラル結晶を製造できる唯一の企業でもあります。

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